【カメラマンインタビュー】第6回 ルリイロフォト八木碧さん

今回は大阪を拠点に、主に関西全域で活躍されている、ルリイロフォト八木さんにインタビューをさせていただきました。
プロに撮ってもらう写真をもっと身近にしたいという想いなど、セレベビーとしてもとても共感する点が多く、是非ともお話を伺ってみたいと思っていました。


「自分だったらどう撮ってほしいか」を原点に巡り会えた天職

–最初に、カメラマンとして働き始めたきっかけなどを教えてください。

カメラを使い始めたのは娘の出産がきっかけです。
それまでのデジカメやスマホよりも、シャッター音などがカメラマンっぽく様になっているようで一眼レフを購入しました。
当初は「もっと可愛く撮りたい」という想いで趣味程度、自分の満足を得るために撮影していました。

ただ、ある時に子どもの写真はたくさん溜まるのですが、自分と娘の写真があまりないことに気づいたんです。自分が撮っているので当たり前なのですが、せいぜいスマホの自撮りくらいで…。

–それはとてもよく聞きますね。子どもだけ、あるいはパパや家族と子どもというショットばかりで肝心のママと子どもの写真って実は日常の写真データにはなかなかないんですよね。

そうなんです。私の友達に聞いても同じ悩みを持っていて撮ってもらうこと自体が少ないという話でした。
なら私が一眼レフ買ったから撮ってあげようか?という形で友達とそのお子さんの写真を撮り始めました。

そこで、「自分だったらどう撮ってほしいか」「自分だったらどのシーンを撮ってほしいか」を考えながら撮ってその写真を渡したらとても喜んでくれたんです。

相手もすごく喜んでくれて私も嬉しい、お互いにハッピーということに喜びを感じ、「これを仕事にしたい!」と思い写真館でプロに直接教えてもらう形式のプロカメラマン養成スクールに通いました。

–まさに天職に巡り会えたわけですね。

–1 歳のお嬢さんがいらっしゃるとのことで、育児とカメラマンとしての両立はとても大変だと思うのですが、現在はどれくらいのペースでお仕事されているのでしょうか?また、仕事がある日のスケジュールなどはどのような感じですか?

朝8時に娘を保育園に送って、10時の撮影に向け早くて9時に移動して30分前までに現地に到着するようにしています。
撮影は基本的には10時スタート、13時スタート、15時スタートの最大1日3件までです。

撮影から帰ってきたら保育園に17時に迎えに行って、17時半に帰宅します。
その後家事などを21:30頃までに済ませ、22時までに寝かしつけてそこからようやく自分の時間です。編集や納品作業などはこの時間に行います。

–朝から晩まで、分刻みの超ハードスケジュールですね(笑)。

そうですね。でも撮影が楽しいし1人で家にいるのがあまり好きでないので全く苦ではないです。むしろ動いている方が心地よいです(笑)。

(編集スタッフ注:後日談ですが、このインタビューの後に撮影を行なったお客様よりユーザーレビューにて、八木さんが撮影前に早い時間から下見をされていたのをご覧になっていたく感動されていました!)


マタニティに対する想い

–プロフィールを拝見させていただくと、マタニティから七五三、プロフィール写真まで様々なプランをご用意されていますが、特に自信のある撮影シーンなどはありますか?

特に得意なのは自分が経験しているマタニティです。実は私自身はマタニティフォトを撮ってないのですが…。

–そうなんですね。撮られなかった理由は何ですか?

一時的に太った体になることに引け目を感じていたのですが、撮らなかったことを後悔しています…。なので是非誰でも撮影できるようお安く提供したいですし、コンプレックスを感じさせない見せ方などを工夫して撮影しています。

–ご自身で撮られてないことを後悔されている以外に、マタニティフォトを強くおすすめする理由は何でしょう?

やはり命がお腹に宿るという神聖な姿は、誰にでも経験できるものではないですし限られた期間しかないですよね。こんな人生の中で最も大きな経験を残すことはとても大きな意味があると思います。

それにもし出産がお一人だけなら一生のうちにたった一度しかないチャンスなので残さないのは勿体ないことだと思います。

–確かにそうですよね。セレベビーのお客様でも最初の妊娠時に撮らなかったので、お二人目で「今回こそは!」と撮影に来られる方も結構いらっしゃいます。


Photo by 八木 碧 – 写真館ルリイロフォト

–マタニティ以外では普段はどのような撮影が多いですか?

平日はママとお子さんの親子2ショット、休日はご家族全員揃ってのロケーション撮影などが多いです。


撮影の雰囲気づくりも全力で、「めっちゃ楽しい撮影」を

–セレベビーに掲載いただいているギャラリーを拝見すると、とても緑豊かな公園などでの色鮮やかなロケーションフォトが印象的です。
ズバリ八木さんの撮影の特色や特徴を教えてください。

私の撮影の最大の特徴は、
「リラックスした状態で楽しい雰囲気の撮影!」です。
誰でも始めは緊張されていて表情が固くなっています。
なので、なるべく自然体でいてもらえるように楽しい雰囲気づくりを心がけています。

撮影時はすぐにカメラは持たずに最初はお子様と遊ぶようにしています。遊び方はお子さん
の年齢によって違いますが0歳から3歳くらいまでは、いないいないばあをしたり踊ったり。

それも本気でかなり大げさにやると喜んでもらえます!他にも絵本を読んだり自分で童話とか歌を歌ったり踊ったり…。
とにかくオーバーアクションにやっています(笑)。
4歳から上は追いかけっこをしたりじゃんけんしたり。
遊びながら、ママにもどういうイメージの写真が撮りたいか、など聞いて、事前にコミュニケーションをたくさん取ります。

–全力で遊びながらその後の撮影をイメージする…頭も体もフル回転でかなり高度な技術ですよね。

そうですね。でもそれがこれからどんな写真を撮るかを決める重要なプロセスになっています。
あとは繰り返しになりますが、お客さまの立場に立って撮影することは心掛けています。

撮影中はお客さまに画像を見せながら、ご要望を引き出します。そうすることで最初は「お任せで…」と言っていた方も徐々に具体的なイメージを持ってもらうことが出来て、最終的にはお客さまに満足してもらえる写真に近づけると思っています。

–相手の立場に立って「自分がされて嬉しいことをする」というのは接客やサービス業の基本として教えられることも多いですが、「言うは易く行うは難し」で本当に実行することは難しいことですよね。特に仕事となると営利面とのジレンマなどもあって尚更だと思いますが、愚直にそれを実行されていることは本当に素晴らしいことですね。


Photo by 八木 碧 – 写真館ルリイロフォト


コミュニケーションを大切にし、プロの撮影をもっと身近に

–八木さんが現在の撮影スタイルを確立するに至った、特に印象深い思い出やエピソードがあれば教えてください。

撮影スタイルはやりながら確立されていきました。
一番は「自分だったらどんなカメラマンに撮ってほしいか」を考えて実践することです。
カメラマンによる撮影は私自身の結婚式の前撮りなどでの経験したのですが、実はその時の写真に満足していないんです(笑)。

それは今考えるとカメラマンとコミュニケーション不足が原因で、その後東京でカメラマンをやっている知り合いに頼んでハワイで撮ってもらったのですが、その写真はとても素敵な仕上がりで、前撮りの写真とのギャップに驚きました。

また、一つ印象深いエピソードがあるんですが、5歳7歳の男の子がいる女性に、3人目のお子さんを授かったので近くの公園でマタニティを撮ってほしいというご要望を頂いたんです。

7歳の子に公園で歩きながら「いつも何してるの?」などと話しかけてみたら、最初はとても不愛想な感じでなかなか心を許してくれない感じだったんです。
こちらからその子への話し方も出来るだけ友達に話すようにして、追いかけっこしたり普段やっているサッカーの話を聞いたり…。さっきもお話したように本気で遊ぶことで徐々に打ち解けてきました。

あるタイミングで写真撮らない?と聞いて、近くに遊具があったので「あっち行こうか」と呼びかけるとスムーズにいったんです。ママのお腹にキスしてくれたり(笑)

これは後から聞いた話なんですが、どうやらその7歳の子は写真が嫌いで前日からとても嫌がっていたそうでした。普段からカメラ向けても目線を向けてもらえないような子だったそうで、その子がとても自然な表情で撮影に応じてくれたことをお客さまから非常に感謝されました。

この経験は、相手と一定の関係が築けていないといい写真が撮れないということを実感した瞬間でもありましたし、特に少し大きくなった男の子は異性ということもあり尚更時間が掛かることではありましたが、やって来たことが間違いなかったと確信できました。

–今こうしてお話していても大人の私でも八木さんに引き込まれていく感があります(笑)。
でもそのエピソードは、本当にコミュニケーションは撮影には大切だということを教えてくるとても素敵なお話ですね。


Photo by 八木 碧 – 写真館ルリイロフォト

–最後に八木さんの将来の夢やビジョンなどがあれば教えてください。

将来の夢は、私の撮影サービスを通じて一人でも多くの人に出張撮影を身近に感じて欲しいと思います。
プロに撮ってもらう写真と言えば、記念日に撮ってもらうきちっとした家族写真をイメージする方が多いと思うのですが、日常の一コマを撮ってカメラマンを身近に感じてもらいたいです。

思い出は毎日の生活の中にあると思うんですね。例えば娘と絵本を読んでいる瞬間、抱っこしている瞬間、子どもが泣いて困っているとき…後から見て幸せを感じるのはそういう一コマだと思うんです。

1年後でも何年後でもその時の自分の状況を思い出したり、感情や気持ちを記録したいと思っています。

–最後に夢として語っていただいた撮影サービスを身近にするということは、セレベビーとしてのビジョンとも通じるところがあって非常に共感しました。
また、特に印象深かったのはご自身の「娘と自分の二人の写真がほとんどない」という原体験よりご友人親子から撮影を始め、「自分だったらどう撮ってもらえれば嬉しいか」を問いながら撮影するということを実践されていることでした。前職での航空会社でのグランドスタッフのご経験も多分に活かされているのでしょうか、非常におもてなし精神溢れるサービスを展開されていることが伝わってきました。
本日は貴重なお話をありがとうございました。

八木 碧 – 写真館ルリイロフォト

1歳の娘がいるママカメラマン 八木 碧(ヤギミドリ)です。
拠点は大阪ですが、たくさんの方々にお会いしたいので、
可能な限り、関西エリア全般に出張撮影いたします(^^)/
関西エリア以外でもご希望でしたら、ご相談下さいませ!
「写真館 ルリイロフォト」を立ち上げることにしたのは、
私の写真の原点は娘『ルリ』から始まりました。
瑠璃色の透明感のある色合いは静かで幻想的な深海を思わせます。
まっすぐで、純粋で、透明で…
あなたの大切なものに向き合い、寄り添い、カタチにしてお届けします。

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